生活保護の申請条件金額等を知りたい!
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生活保護 水際作戦の内容・対応例は?

(公開: 2019年02月15日)

生活保護水際作戦の内容 気になる対応例はどういうものか。
さまざまな議題にあがっている水際作戦について解説しています。

生活保護水際作戦の内容

生活保護制度は憲法第25条いわゆる「生存権」を基に作られた制度です。ですので、申請の条件を満たしてさえいれば、本来誰でも申請は出来るはずなのです(実は口頭でも申請可能)。

 

しかし、申請条件を拡大・縮小解釈して申請資格がないと拒否したり、もしくはでたらめな説明でごまかし、挙句の果てには申請希望者の話をろくに聞かずに門前払いしたりする事案が多々存在します。
要するに、これ以上生活保護受給者を増やさないようして、全体の支給総額を減らそうとする動きです。
このように、申請できる人をなんとかして申請させないようにする行政側の行為を「水際作戦」と世間では称しているわけです

 

福祉事務所のおもな水際対応例

 
1.脅迫型
相手の弱みに付け込み申請をさせないようにする対応です。※( )内の説明には行政側の心情を多少組み込んでみました。
・全ての親族に連絡すると言う。(親族間でトラブル・不和がある場合は効果的。(元)夫がDV加害者だったらもう利用しない手はないよね)
・親族の身辺調査を徹底的に行うと説明(脅迫)する。(自分のせいで親族の家族構成・預金残高等を細かく調べられるのって申し訳ないと思わないの?)

 

2.「働けるからムリ」型
生活保護は「就業意欲はあるが生活が困窮している者」を主に救済する制度です。もしくは「就業可能だが妊娠中や乳児がいる等の家庭環境の理由のため就業が不可能な者」にも適用されます。
であるにもかかわらず、「働けるのだから働け」・「仕事の探し方が悪い」・「まだ若いから大丈夫」・「努力不足」等と訳分からない事を言って追い返す対応の形です。最悪のパターン「○○歳以下は申請できないんだよ~~」と嘘で追い返す事例すらあります。

 

3.申請煩雑化型
上でちょろっと書きましたが、申請は「口頭でも有効」です。要するに「生活保護申請をします」という意思表示を行えばよいのです。これを阻止すべく福祉事務所側が編み出した作戦が「申請煩雑化作戦」です。
簡単に言えば、「我々が要求する書類を一式全てそろえなければ申請は受け付けません」ということです。
公的な書類は作成が難しいのはなんとなく分かると思います。さらに、収入・資産状況を把握するための書類を用意するのも一苦労です。
とにかく申請を面倒くさいものにして申請自体を諦めさせるという対応の形です。

 

4.拡大・縮小解釈型
申請条件の可否については福祉事務所にある程度(相当程度)の裁量が与えられています。
生活保護申請条件を拡大解釈または縮小解釈することで、申請条件から外れるから申請できないと告げ追い払うという、「働けるからムリ型」と並ぶ最も伝統的な手法のひとつです。
「(1円でも)借金あるからダメ。」・「(1円でも)貯金があるからダメ。」・「住所不定はダメ。」などは最たる例です。
他にも、車上生活者に「車処分してからまた来てね。」や、「家族(親族)に養ってもらいなさい。」もよくある例です。

 

その他様々あると思いますが、代表的な例を挙げるとこのような感じです。
今もどこかで作戦を頑張って遂行している「けーすわーかー」様がいらっしゃることでしょう。正直、頑張るところはそこじゃないよね。



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