生活保護の申請条件金額等を知りたい!
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生活保護 大学、高校はどうなるのでしょう?徹底解説

(公開: 2019年02月12日)

生活保護 大学、高校通える? 自分の息子が高校や大学に通えるか心配?
進学における学習費は受給してもらえるの?

生活保護受給世帯の進学(高校、大学)

元来、生活保護世帯において高校進学はOK、大学進学はNGとされてきました。(といっても、高校進学ですら認められたのは最近のこと)

 

高校進学は日本では進学率ほぼ100%となっており、高校に進学できないことが大きな不利益となり、新たな生活保護受給者になりかねないからです。
高校進学のための学資保険の積み立てが認められているので、なんとか卒業できるという状況ではあります。
とはいえ、受給額の範囲内でやりくりしなければならず、アルバイトをしながら通ったり、授業料等が支払えず最悪退学せざるを得ない状況に陥る子供も少なくありません。
また、大学進学については、いままで認められていませんでした。就職して家計を支えるよう指導されてきたと思います。大学進学のための貯蓄も原則認められていませんでした
高校卒業とともに生活保護世帯人員から外されてしまうので、受給額もさらに減少し、とても大学に通える状況下にありません。

 

それでも大学に進学したい場合は、以下のような方法があります。

 

・働きながら夜間部に通う。
・高校卒業資格がないならば、「高卒認定試験」を受け、合格し大学を目指す。
・大学進学後、奨学金を受ける。
・その他の親族からの支援を受ける

 

最近、国は大学進学のための貯蓄を容認することを正式に示しました。また、高校卒業資格を持っていない家庭の一人親に対しても、あらたに高校進学を希望する場合、授業料等を保護費として支給することも併せて示しました。
生活保護受給世帯でも、「日本学生支援機構(旧育英会)」であれば奨学金の申請は可能です。
よって、大学の入学金と入学時の諸経費(テキスト代など)を貯蓄しておけば、生活保護世帯でも大学進学が可能な状況にはなってきました。経済的に非常に厳しい状態は相変わらずですが。

 

生活保護による生業扶助

高校進学については、公立高校の入学金・授業料を基準として生業扶助が受けられます。(義務教育ではないので教育扶助は出ません)
大学進学に関しては、あくまでも「貯蓄の容認」までで、生業扶助といった生活保護による扶助は行われません。



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